【過食症のネット相談でダマされた】SNS・メール・電話での相談は慎重に

詐欺

  目次

知らない人に相談するリスク

過食症であることを身近な人には言えずネットで相談…手軽で顔も知られず便利な方法ではありますが、危険も潜んでいることを忘れないようにしてください。

普通なら怪しい、なんだか変、と思えることでも、過食で苦しい時は冷静な判断ができないことがあります。

次のようなダマされパターンもあるので、全てを信じ込むのはやめましょう。

ネットで相談していた人が逮捕される

私が過食症になり3年たった頃のことです。家族や友人など誰にも相談できず、いくつかの病院に行ったものの理解されませんでした。わらにもすがる思いで「過食が止まる」と書かれたサイトに相談をしたのです。

その相談先は「代表が脱税容疑で逮捕」というニュースにもなった「摂食障害回復支援会」です。

容疑は脱税ですが、行われていたカウンセリングはセクハラまがいだったとされています。

2004年のニュースです。当時の私は大学生。自宅でたまたまテレビを見ていたらこの報道が流れて衝撃を受けました。私はまさにダマされるところだったのです。

悪のニュース記事より抜粋

所得税法違反(脱税)で3月、東京地検に起訴された山形賢二被告(54)は、5年ほど前から摂食障害の女性のカウンセリングを行い、治療費の名目で、起訴対象となった2年間だけでも約3億円を集めた。1回8万円の“治療”を受けた人は数百人に上り、「いかがわしい行為をされた」と訴える女性もいる。治療法の確立していない病気に苦しむ大勢の患者が、素人療法にすがり、被害に遭っていた。

ダマされた手口は?

① メールによる無料相談を数回行う
電話もあったと記憶。

② 掲示板に毎日書き込めば過食が止まると言われる
他の人も現状を書き込んでいて「回復してきた」などの良いコメントばかりで洗脳が始まる。自分も良くなっているように思えてくる。

③ 両親に自分の病気を打ち明けるよう指示がある
親に言うだけで治る人もいるなどと言われて勧められる。直接言う勇気がなければ手紙でもいいと言われ、用意された内容の文章を送る。のちにカウンセリングでお金が必要になるため援助者の確保が目的だと思われる。

④ 東京で行われるカウンセリングに勧誘される
言われるがままに掲示板の書き込みを続けていると「熱心なあなたには特別に…」という感じでカウンセリングに誘導される。10万円前後だったと記憶。

⑤ 参加を迷っていると押しの連絡がある
親に相談したところ反対はされなかったものの、高額なカウンセリングのため戸惑っていた。それを相談先に伝えると「参加した人はみんな回復する」という押しの言葉がある。
再度、親に頼みながら参加する方向で進めていたところ、上記のニュースを見ることになる。


今から思えば洗脳っぽくて怪しいところが多いですが、治したい一心だった私には疑う余地もありませんでした。

わらにすがった結果がコレ…かなりショックを受けました。

補足
その後サイトは閉鎖されましたが、現在も似たサイトが存在しています。

確証はないので載せませんが、内容が似ていて怪しいです。

HPを読んだだけ、1回相談しただけで過食が止まれば誰も苦労はしません、とだけお伝えしておきます。

ダマされて1つだけ良かったこと

ダマされていたとはいえ、親に病気のことを伝えられたのは大きかったです。

自分が過食症だと打ち明ける手紙を送った時は、どんな反応が返ってくるのか恐ろしくてしょうがなかった。その頃は摂食障害が今ほど認知されておらず、身近な人に知られるくらいなら死んだ方がマシだと思っていたので。

だから、この組織の後押しがなければ身近な人に言う勇気なんて無く、さらに長い間ひとりで抱え込むことになっていたはずです。

親は私や過食症のことを丸々理解してくれたわけではありませんが、身近な人に言えた、自分の本当の姿を見せた、という意味では大きく前進しました

これを機に姉、当時のカレシ、友人など、徐々に周りの人に病気のことを話せるようになったのです。

身近な人に過食症だと伝えること、これが私にとって回復への第一歩でした。

その理由は ↓ の記事に書いています。

ドア【第3位:打ち明けること】過食症のことを伝えたら理想の自分を演じなくてもよくなった

まとめ

・過食症のネット相談などは手軽な反面、ダマされる可能性もあることを理解した上で行う。
・過食症が「簡単に治る」「すぐに治る」という表現があるサイトは怪しい。
・身近な人に過食症だと伝えることで回復につながることもある。

 

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