【思考と感情を区別する】すべき脳から感情を解放する方法

風船

この方法の自己評価
効果
(4.5)
手軽さ
(5.0)
経済的
(5.0)

 

分かっている人には当たり前すぎて、?となる話かもしれません。私はハタチを過ぎるまで思考と感情を区別できずに生きていました。

他人に合わせすぎた結果、「(あ、ここは喜ぶべきだ)わーい!やったー!」「(今は悲しまないといけない)さぁ悲しめ~」のように頭で考えて感情をコントロールしようとしていました。

滑稽に見えますが本人は大真面目にやっていたのです。もちろん思い通りにできるはずはなく…別の感情が出てくる自分を責め続けていました

私が過食症になった原因の1つはここにあったと考えています

「思考」と「感情」の違いは?

まずは2つの意味の違いを調べてみました。

思考とは

考えること。経験や知識をもとにあれこれと頭を働かせること。

感情とは

物事に感じて起こる気持ち。外界の刺激の感覚や観念によって引き起こされる、ある対象に対する態度や価値づけ。快・不快、好き・嫌い、恐怖、怒りなど。

Goo辞典

つまり、思考は意識して考えることであり、感情は意志とは関係なく自然に生まれるものです。

なぜ思考と感情がごっちゃになるのか?

カメレオン

自然な感情を否定して、思考色に塗り替えていると、だんだん元の色が分からなくなる。そのうち塗り替えた後の色を本当の気持ちと勘違いしてしまうからではないでしょうか。

私の場合は、他人に合わせようとするあまり思考だけでなく、感情までもコントロールしようとしていました。

家庭環境の影響もあり他人中心で生きてきました。といっても、誰かのためにとかいう利他的な意味ではありません。自分の居場所を確保するためにそうせざるを得なかっただけのことです。

中心となる人は、幼いころは親、学校だと先生、会社に入ると上司でした。相手に気に入られることを目指すうちに、相手の正解=自分の正解になっていました。

最初は違うと感じながらも合わせているだけ

感情に違和感が出てくると思考で抑えつける

麻痺して自分が違うと感じていることすら認識できなくなる

親が考える進路に進み(たいと考えるべき)、先生や上司の性格に合わせてその人が正解とする結果を出すスーパーイエスマン!飲み会にも喜んで参加(したいと思うべき)。もちろん、カレシができてもその人色に染まっていました。

〇〇すべきという思考(すべき脳)が全開になっていたのです。

自分の思考や感情を理解した上で合わせているならまだ良かったのですが、私の場合はそれを認識することなく、相手と同じであるべきという意識でやっていたから厄介でした。

悪く言えば強烈な八方美人、かわいく言えば色が変わりまくるカメレオン。

感情の抑えつけから攻撃へ

感情

他人に合わせることがエスカレートして、1人の時でも自分をコントロールするようになりました。

苦手は克服しなければならない、目標は達成しなければならない、すべきことは絶対にしなければならない!

嫌いとかやりたくないと思うなんてなんて最低だ!

…ひとり軍隊でした。

すべき脳の洗脳により、好き嫌いの前に、すべきか否かが優先されるのです。何かを選ぶ時も当然「すべき」ことなので、楽しくもなく続かないことが多い。続かなかった時には自らの非難の嵐にさらされる。

完全な感情置いてけぼり。なんともひどい仕打ちです。

完璧さと理想を追い求めて自分を攻撃し続けていたのです。

感情の存在に気がつく

自分に自然な感情があることに気づいたのは過食症になってからのこと。

感情はもちろんありました。好きな人もいたし、悲しいこともあった。でもそれは一般的に良いとされることだったり、最もな理由がある時のこと。それ以外、つまり理想に反する感情は葬られていました。私の感情は理想フィルターにかけられて良いものだけが表面化していたのです。理由も分からず涙が出ることが多かったのはそれでかも。

過食症の原因や治し方を求めて、心理的な本を読んだ時に「あなたが好きなことは何?」「やりたいことは?」などの質問に対して、すべきことしか思い浮かばない。自分は何が好きでどうしたいのか分からないことに気がつきました。20年以上生きてきたのに自分のことを全く知らない…。

その時に「私は何者なんだろう?」と本気で悩みました。物思いにふけるとかいう感じではなく、「私って誰?気づいたら知らない人を生きていた…怖!」という感覚です。

それまで自分の心と向き合ったことはなく、人の目や機嫌を気にして人に合わせて生きてきた結果、知らない人ができあがっていたのです。親や世間が理想とする架空の人物を目指していたようでした。

さらに気づいたことがもうひとつ。

自分の感情を否定していることに気づけたこと。

これが大きかった!

生きているだけで自分を責め続けいることに気づいたのです。感情コントロールがクセになり否定しているという感覚さえなかったことにもビックリでした。

できない自分を責めているのは分かっていたけど、感情に対してまで思ってはいけない!と無意識でやっていたことには気づきませんでした。

このことが過食症の原因の1つになっていたのではないかと思ったのは何年も後になってからのことです。

すべき脳から感情を解き放つ方法

空飛ぶ

① まずは感情を認識する

【例題1】
「AよりBの方がいい」と思った時の理由は何ですか?

・AよりBの方が便利だから、安いから、将来のためになるから、と思ったなら思考が働いていますよね。

・AよりBの方が好きだから、癒されるから、ワクワクするから、と思ったなら感情が働いていますよね。

まずは思考と感情のどちらが働いたかを区別できるようにします。

今回は「AよりBの方がワクワクする」という「感情」が働いたことにしましょう。

感情が認識できたら肯定も否定もせず受け入れます。

受け入れるってどうやって?

合言葉は「ふ~ん」です!

感情は自然なものなので善悪をつける必要はないのです。だから単にそこにあることさえ認識できればOK!

では次のステップへ。

② 感情を受け入れた上で行動する

「ふ~ん」と感情を受け入れた上で次は行動に移します。

感情のままBを手に入れるのか?感情よりも便利さを優先してAを選ぶのか?

今回はAを選ぶことにします。

感情を受け入れた上であえてAを選ぶ。

どちらを選ぶにしても、感情を受け入れた上で選ぶことが重要なのです。

例題1は当たり障りのない問題でしたが、こんなのはどうでしょう。

【例題2】
実は苦手な友人Aに話しかける時に思うことは?

・Aを苦手だなんて思ってはならない、Aのことも好きだと思った上で話しかけなくてはならない。

・Aが苦手だと認識した上で、必要があるから話しかける。

上はすべき脳の洗脳、下は感情を認識した上での行動ですよね。

結果的に両方ともAに話しかけることになりますが、下は自分の感情は否定せず割り切っています。以前の私にとってこんな割り切り方はあり得なかったのですが「人間だもの」です。

③ 最初に働いたのが思考だった場合

例題1に戻って「AよりもBの方が便利だからいい」と、最初に「思考」が働いた場合はどうでしょうか。

その思考の裏に感情は隠れてないですか?

なぜ便利だからいいと思ったのか、感情が出てくるまで掘り下げてみてください。

時間に追われていて少しでもゆっくりしたい、生活をもっと快適にしたい、そんな感情が「便利」という思考で表れてはいないでしょうか。

いちいち面倒な作業ですが「今のは思考か?感情か?」を自分に問い続けることが大切です。慣れてくるといちいち確認しなくてもスッと分かるようになります。

練習するうちに思考と感情を切り離せるようになり、感情が解放されていきます。

感情を受け入れても完璧さや理想は捨てなくていい

道

完璧さや理想を目指すことは、過食症の私にはなくてはならないものでした。自信も取り柄も何もない自分の方向性を示してくれるものだったからです。

よって、理想的でない感情も受け入れるということは、自分の方向性が崩れてしまうのではないか?そんな不安がありました。

よく「感情を受け入れましょう」と書いてあるけど、受け入れ方が分からなかったり、うまくできなかったりするのは、不安が原因ではないでしょうか。

例題2に出てきた「Aが苦手だと認識した上で、必要があるから話しかける」の通り、感情を受け入れたからといって別に行動が変わるわけではありません。

感情は自然であり自由、そこからどう行動するかはまた別の話。

理想的でない感情を受け入れても、行動は理想的なことに変えられます。

完璧さや理想を追い求めたいのなら、感情を受け入れた上で思考を使って追い求めると楽になります。

私が感情を解放できた時に思ったのは

感情って自由だったんだ。なんて生きづらいことをしていたのだろう。

ほんとお疲れさまでした。

仕事などでどうしても合わせないといけない時は、意識して感情と思考を切り離す。人との衝突をさけ、自分の意見をハッキリ言えず、しゃべりもヘタな私はこの方法を選びました。

だからと言って人に合わせるばかりではなく、合わないと感じたらそっと距離を置く。

勝手に色が変わってしまうカメレオンから、意識して色を変えるカメレオンに進化したのです。

どうしても感情が分からない時の判断方法

何かを考えたり行動しようとした時に

「ワクワク」したら好きな証拠

「うっ…」となったら嫌な証拠

という分け方はどうでしょうか。

この感情を受け入れた上で、どう行動するかは思考におまかせします。

あとはノートに書くのも効果的です。思考と感情がぐちゃぐちゃになっていても、書き出してみれば一目瞭然。頭の中を整理するのには最適です。

私は自分の気持ちをなかなかノートに書けませんでした。それも理想フィルターで拒否されていたためだと思います。練習すればスラスラと気持ちよく書けるようになるのでまた別の機会にお伝えしますね。

まとめ

「あ、今楽しんでる♪」「なんでモヤモヤしてるんだろう…」「これをしてみよう!」と思った時、動いたのは思考か?感情か?を問いかけてみてください。

感情なら「ふ~ん」とあるがままを受け入れよう!

 

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