過食症回復のきっかけ第2位は「登ること」
日焼けはしたくない、暑いのは苦手で体がダルくなる。
超インドアだった私。
思いつきで富士登山ツアーに申し込んだのがきっかけとなり、山の世界に入り込んでいきました。
目標を達成する自信がつく
はるか彼方に山頂らしきものが見える…
「あんなとこまで登るの!?無理でしょ!」
と思っても、1歩ずつ進めば数時間 (数日) 後には、必ず山頂に辿り着けることを経験します。
そのうち、登れるかどうかではなく、登れる前提でどうやって行くか?どれくらいかかるか?を考えるようになります。
遠い目標は「はいはい、あそこね~」と、位置を確認するだけで終了。
ヤマー
目標達成の直前が1番キツイ
山頂の直前は急勾配だったり岩場だったりで、登るのが大変なことが多い。
しかも登り続けて1番疲れている時。
でも、ここを抜ければもうすぐ山頂ということを知っている。
全体図と現在地を把握しながら進む。
ヤマー
どうしてもプラス思考になっちゃう
大自然の中を悩みながら歩き続けようとしても逆に難しい。
絶景があれば「わーーー!」となり
山頂に立てば「やったーーー!」となる。
山の絶景写真をあちこちで見かけるけど、実物は100倍以上の美しさ、さらに自分の足で辿り着けたという感動が+αされる。
ヤマー
自分の力が及ぶ範囲を認識する
どれだけリスク対策をしても、大雨になったり、クマと遭遇したり、石が落ちてきたり…
大自然が相手だからこそ、自分にできることは徹底、それ以上のことは悩まず受け入れる覚悟ができる。
日常生活にも応用が利いて、「〇〇になったらどうしよう」という漠然とした不安に飲み込まれることもなくなる。
ヤマー
究極のミニマリスト
テントや寝袋、食料など、生活に必要なものだけを背負って山を歩く。
暗くなる前には今日の目的地に到着し、ごはんを作り、寝るスペースを確保する。
夜明けとともに広げた家 (テント) を片付けて、また登り続ける。
電気も電波もトイレも満足にない環境。
そこで過ごすうちに、自分に必要なものとそうでないものが見えるような気がする。
ヤマー
最後に
ただ山に登るだけ。
なのに、その経験が考え方や日常生活までも変えてしまう。
山という非日常の世界の方が、現実になっていくような感じでしょうか。
1回だけの登山では分からないかもしれない。
でも登り続けたら確実に何かが変わる。
ヤマー