私がトレランレースで最も心配しているのは、足でも体力でもなく胃腸トラブルです。
レースが長くなればなるほど悪化。
10時間を超えた頃から食欲低下と腹痛が始まり、絶不調の時は吐き気、トイレが間に合わず茂みにイン!のパターンに陥ります。
日中は20℃超でも夜間の山頂付近は0℃近くなることもあるロングトレラン。
特に夜間の冷え込む時間帯や、雨に濡れた後は、激しい腹痛に襲われることが多いです。
寒さは大敵!自分なりに対策を考えました。
目次
- ・冷え対策1:ドライナミックメッシュで汗冷えを防止する
- ・冷え対策2:サロモンポーチを腹巻代わりにして温める
- ・冷え対策3:面倒でも昼と夜で服を着替える
- ・冷え対策4:夜間は背中のハイドレーションから飲む
- ・まとめ
冷え対策1:ドライナミックメッシュで汗冷えを防止する
効果はというと・・・全く汗冷えしなくてビックリ!
↑こんなに穴ボコメッシュなのに1枚着ただけでなぜかふんわり暖かい(私はノースリーブタイプを購入)。
汗を即座に吸収してTシャツに移動させ、ドライナミック自体はすぐに乾燥します。
2mmほどの立体メッシュなので、濡れたTシャツが直接肌に触れません。
気温の低さによる寒さは感じても、汗冷えのようなひんやりする寒さは感じませんでした。
デメリットは、見た目がややヘンタイ感あり(脱がなければ問題なし)、肌にメッシュの跡がつくぐらいです。
ヤマー
冷え対策2:サロモンポーチを腹巻代わりにして温める
続いてはお腹に直接アプローチをする方法です。
腹巻代わりにこのパルスベルトをつけています。
腹巻と言っても、以前に紹介したノースフェイスTR10のザックとセットでつけると・・・
合体して違和感なし!!
つけるだけでこの部分の風よけになるし、ポケットに手袋やウィンドブレーカーなどを入れるとお腹と密着してほんのり暖かさを感じます。
↑ウィンドブレーカーもすっぽり。
ポケットは前後に1つずつあるので、寒い時はカイロで暖めるとさらに効果的。
ちなみにポールまでつけれたりします。このままだと落ちそうなので補助バンドは必要そうですが…
しかも500mlのソフトフラスクまで入るという優れもの。
ということでトレラン用の腹巻としてだけでなく、普段のランニングでもこのポーチを愛用しています。
冷え対策3:面倒でも昼と夜で服を着替える
私は暑いのが苦手なので、昼間の登りが快適になるよう涼しい服装を選び、寒くなったらカッパを着て対処していたところ…
芯から冷えていたようです。
辺りが暗くなってきて寒さが予想される時には、エイドなどで暖かい服に着替えることも必要です。
ヤマー
冷え対策4:夜間は背中のハイドレーションから飲む
水分はザックの前ポケットにフラスク1本、背中にハイドレーションのダブル持ちをしています。
というのも、前面のフラスクは寒いとキンキンに冷えていて、飲むと胃が直接冷やされてしまいます。
それに比べて、背負っているハイドレーションは背中の熱でそこまで冷えないのです。(ホース部分の水は冷えてますが…)
なので、夜間の冷え込む時間帯はハイドレーションを中心に飲みます。
エイドにお湯がある時は飲む、自販機があれば熱いものを飲むなど、体の中からも温めることを意識しています。
ヤマー
まとめ
胃腸の冷え対策として4つをご紹介しました。
・汗冷えしないインナーを着る
・ポーチ型腹巻で温める
・気温に応じてこまめに着替える
・ハイドレーションで水分補給をする
体の外側と内側の両方から温めると効果的です。
次回は胃腸トラブル解消法② ~刺激対策編~をご紹介します。